創業者 長村俊彦氏 略歴・実績紹介
長村 俊彦 氏
株式会社ユニソク 創業者
故 長村俊彦氏の葬儀は2023年6月20日(火)にご遺族により執り行われました事をご報告いたします。 |
1937年(昭和12年)6月17日 |
大阪府北河内郡津田村(現在の枚方市大峰元町)にて誕生する 機械いじりの好きな子供で、機器開発につながる幅広い知識が自然と養われた |
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1960年(昭和35年) | 柳本製作所研究部に入社、のちに分光研究室課長 旋光測定の自動化に取り組み製品化。また廣海啓太郎先生とともにストップトフロー装置を開発 |
1970年(昭和45年) | 株式会社ユニオン技研を創業 高感度旋光計,高速反応測定装置(ストップトフロー装置、温度ジャンプ装置)、レーザー光散乱光度計,高感度分光光度計等の開発 創立メンバー 本社前(旧分室前)にて |
1974年 (昭和49年) 11月 | 株式会社ユニオン測器(ユニソクの前身)を設立。旋光計・光散乱測定装置の販売を開始 |
1980年 (昭和55年) | 株式会社ユニオン技研が大塚グループに参入 |
1981年 (昭和56年) 10月 |
商号を株式会社ユニオン測器から株式会社ユニソクと変更 |
1986年 (昭和61年) 4月 |
大気中で使用する国産初の走査型トンネル顕微鏡を完成、販売開始 |
1991年 (平成3年) 10月 | 極低温超高真空STMを製品化、販売開始 |
1993年 (平成5年) | 京都工芸繊維大学博士後期課程を修了,工学博士 学位論文のテーマは ”Instrumental improvements for the emission and absorption (static and transient) spectroscopy, and observation of somephotophysical phenomena.”(定常的および過渡的発光・吸収分光装置の改良と光物理現象の観測) |
1998年 (平成10年) 7月 |
事業拡大のため本社を移設(現在地に新社屋完成) |
2002年 (平成14年) 9月 |
日本分析化学会技術功績賞受賞 |
2006年 (平成18年) |
2006 国際ナノテクノロジー総合展 Nano Tech 2006 において評価・計測部門賞 |
2007年 (平成19年) 4月 |
大阪府より大阪府新技術開発功労者 受賞 極低温走査型プローブ顕微鏡の考案の功績 |
2010年 (平成22年) 9月 |
株式会社ユニソクは株式会社東京インスツルメンツのグループ会社になり、会長職に |
2010年 (平成22年) 11月 |
日本表面科学会 第一回産業賞 受賞 |
2013年 (平成25年) 2月 |
株式会社ユニソクを勇退 |
2023年 (令和5年) 6月17日 | 逝去 享年86 |
自動旋光計 PM-101 |
高感度示差屈折計 RM-102 |
レーザー光散乱光度計 LS-601 |
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サインバー機構を搭載した分光器 |
瞬間マルチ測光検出器ダイオードアレイ型のイメージセンサーが発売されると、いち早く分光器の検出器に採用し、マルチチャンネル分光測定装置を国内で最初に実用化した。 |
RA-11002 種の溶液を迅速に混合し、当時では最も高速性能(デッドタイム1ms)を備えたストップトフロー装置 |
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RA-401ガス圧方式を採用したストップトフロー分光システム |
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RSP-20002012 年より発売を開始した最新型 |
USM-202型大気中の STM 装置 |
クラサーフOEM 供給していたSTM 装置 |
USM-402型真空仕様STM 装置 |
USM-602型初の真空低温仕様のSTM |
USM1200LT-UHV STM の国内ベストセラー内部除振機構を付加 |
USM1300超高真空極低温強磁場SPM極低温400mK を達成 海外進出の原動力 |
USM1400 4探針USM1400-4P下タンクの発想から生まれた逸品、研究者ニーズに応えた製品 |
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USM1400 TERS前身の装置や開発の構想に深く携わった装置 |
USM1600希釈冷凍方式で 40mK を達成、世界で初めて商品化に成功 |